は、ははは…そう? ありがとう。では遠慮なく失礼させていただきます。
『ここは僕たちだけで。お疲れでしょうから』
薄笑いが癇に障った。しかし強張った頬に浮かぶのは、気の抜けた阿呆笑いだけだった。
用済みですかそうですか。もうお役にゃ立てませぬかそうですか。
そりゃまた失礼。
わが身を用なきものと思いなしても、今更生きていてごめんなさいと思い詰めるほど青くはない。が、さりとて胸が痛まぬわけでもない。
傷つくだけのプライドがまだ自分の中に残っていたことに軽い驚きすら覚える。
無用なのはわかっていたよ。わかっちゃいたけど切ないねぇ
しばらくずっと止めてはいたが、こんな夜くらい煙草が吸いたい。
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