香港行4

2011年11月13日 旅行
香港行4
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香港行4
ビクトリアピークにはトラムで登ったが、降りるときは普通にバスで下りた。
次はアバディーンでサイバン船に乗って水上生活者のお家拝見ツアーである。
お家拝見といっても、突撃隣の晩御飯のように「おじゃましまーす」するわけではなく、サイバン船という8畳間ぐらいの丸っこい小型船(屋根付き)に乗って、水上生活者の暮らす住居船が停泊している付近まで行って遠目にウォッチングしちゃうよーというようなツアー内容である。
プライバシーとか、ええんか? と思わんでもないが、観光客を詰め込んだサイバン船を操ってるおばちゃんたち自身が他ならぬ水上生活者なので無問題なのか。水上生活者の暮らす住居船は、立派なキッチンや衛星TV受信アンテナを備えたものもあり、日当たり良いデッキに椅子なんかあったりして海が凪いでる時は中々快適そうであった。しかし台風のときとかどうするんだろう。とこかに避難するのか。あと移動可能な住居に住んでる住人って住民税はどこの自治体に払ってるんだろうとか思ったが、今調べたら香港は住民税無いみたいっすね(税金は安いが福祉もないっと)。

サイバン船に揺られてアバディーン湾を観光した後、一旦半島側に戻って飲茶ランチである。ここでノーマルコースと、アップグレードコースで店が分かれるのだが、「せっかくだし、いいもん食おうぜ」ということでアップグレードバージョンにしたら、日航ホテルのレストランでした。普通の飲茶的メニュー以外に椎茸の炒め物とかエビチリとか出てきて美味しゅうございました。
あと、オプショナルツアーは4~6組ぐらいの参加者で回っていたのだが、アップグレードコースにしたのは我々2名の他に、もう1組(年配の男性と妙齢の女性)の2組だけであった。最初は別々の席の予定だったようだが、年配男性が窓側の席を所望し、「4人で1テーブルで良ければ窓席OK」ということで、同じ同席することとなった。料理の代金はツアー代で先払いしてあったが、酒を注文した場合は別途支払いとなる。料理の前に酒を飲むかを店員が効きに来たとき、最初は「あ、えっと、要りません」と断った。私と嬢は普段は飲む方だが、真昼間だし、支払とかめんどくさそうだし、ということで茶だけで済ます予定だったが、年配男性が「おごりますので一緒に飲みませんか」ということでゴチになってしまった。年齢的組み合わせから、いささか下種の勘繰りをしていたのだが、妙齢の女性は年配男性の御嬢さんだとか、いや、本当に失礼。
なんでも商用で広州交易会に行った帰りに香港に観光に寄ったとのこと。
話を聞いているときは「こーしゅーこうえきかい」がなんなのか知らなかったが、今ぐぐってみたら
http://www.nicchu.co.jp/koekikai/koekikai_02.html

>広州交易会は中国政府・対外貿易経済合作部が主催し、
>全国から選ばれた企業が参加する中国最大の総合輸出商品商談会です。

ちなみに会場は

>広州交易会 琶洲(わしゅう)会場 (広州市海珠区新港東路)
>15K㎡ 7500ブース規模

この15km2が延べ床面積なのか敷地面積なのかわからんが、延べ床面積だと仮定して。ちなみにビックサイトの延床面積は0.23km2である。ビックサイト65個分? 計算間違ってる? 延床じゃなくて敷地面積なのか? まぁ中国おっきいからビックサイト65個分の国際展示場があっても驚かんが。
2009年の参加人数は188,170人。5日×3週の15日開催で約19万人か。コミケ一般参加は15~25万人/日だから、数年前まであの戦場に数回参戦した経験者から見れば、かなりゆったりした空間であろうと想像できる。商用ブースだからミケのスペサイズよりはブース面積取ってるだろうけど。

で、丁度今秋の第二期が10/23~27だったので、終了して香港観光となったらこのタイミングだったわけである。そういえば一緒に一日観光してるオプショナルツアーの中にも、スーツの男性3人組とか明らかに『ビジネス帰りにちょっと観光に寄りました』風なグループが他にもいた。彼らも広州交易会帰りだったのかもしれん。

閑話休題。
ビールをごちになり、飲茶ランチを終えて午後の観光へ。
またバスに乗り、再びトンネルをくぐって香港島へ。つーか店も香港島側にすれば半島と島を行ったり来たりしなくてもいいのに。
午後イチは香港島の裏側(大陸寄りじゃなくて外海側。昼前のアバディーンもこっち側)のレパルスベイへ。
2枚目の画像は、レパルスベイの天后廟の天后像。天后は海の神(航海、漁業の神)である。日本で言う宗像三女神のようなものか?
現地でガイド氏は「天后は実在の人物で、超能力で信仰を集め、28才で亡くなって神さまになりました」というてました。それを聞いたときは
 超能力少女…明日香か? マミか? 
とか思ってしまった。今ググってみたが、wikiによると媽祖(天后聖母)も前身は人であった神のようだ。

>媽祖は宋代に実在した官吏の娘、黙娘が神となったものであるとされている。
>黙娘は建隆元年(960年)、福建省興化府の官吏林愿の7女として生まれた。
>幼少の頃から才気煥発で信仰心も篤かったが、16歳の頃に神通力を得て村人
>の病を治すなどの奇跡を起こし「通賢霊女」と呼ばれ崇められた。しかし28歳
>の時に父が海難に遭い行方知れずとなる。これに悲嘆した黙娘は旅立ち、
>その後、峨嵋山の山頂で仙人に誘われ神となったという伝承が伝わっている。

しかし、学問や武術の神の前身が人であるというのは、学問も武術も人の技術であるので頷けるが、人が航海安全の神になるというのはちょっと不思議な気がした。天后(媽祖)の前身の超能力(神通力)が海に関するものならともかく、村人治癒とかだし。人が神になりうる、人と神が近い道教思想の関係だろうか。

あと、ガイド氏がぽろっと零した「以前、ここに幽霊が出ました」という一言が、オカネタ大好きな私的には非常にkwskしたいところであったが、集合時間が来てバスに乗り込んでしまったので聞き逃した。

天后廟は他にも色々魚やら龍やら像があるのだが、基本、全部極彩色でかなりキッチュな空間であった。撫でるとご利益があるとかで、撫で繰り回されてつるつるになっている像もあった。縁結びの像や長寿の像はスルーし、金運の像をなでなでしてきました。金が無いんは首が無いのとおんなじやでー

画像3枚目は天后廟のすぐ横のビーチ。まったりいい感じの浜辺であった。

レパルスベイから次はスタンレーに行くのだが、その道中の山の斜面の小高いあたり一帯は高級住宅街で、ジャッキーチェンの家の前も通った。
「あの白亜の建物はアグネスチャンの家です」
児ポ関連や日本ユニセフ関連で2chでは何かとよく叩かれるアグネスさん……日本の金ぴかの豪邸だけじゃなくて、香港にも高級住宅をお持ちでしたか。

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