今日は寝坊するぞーっと気合を入れて寝た日に限って早く目が覚めてしまう。
深い水底から浮かび上がるように、ごく自然に覚醒して目を開いた。
部屋の中は真っ暗だった。不思議はない。防寒のためにレースのカーテンだけでなく分厚いカーテンでぴっちり窓を閉ざしている。日の出の遅い冬の朝日が部屋に差し込まずともなんの不思議はなかった。
照明をつけて壁の時計に目をやって愕然とした。
5時前だった。
…老人かよ
こんな時間に起きてもやることがない(ま、ネットなり本なり時間の潰しようはいくらでもないことはないが)ので、暖かい布団の中でもう少しぐずぐずした。
しかしそれも限界で6時に布団から這い出る。
腹が空いたのだ。
<今朝の朝食:中華粥おひとり様仕様>
米 0.25合
サラダオイル 小さじ1/2
水 450cc
塩 小さじ1/4
生姜スライス 2枚ぐらい
葱の青い部分のきれっぱし
手羽元 2本
貝柱スープ顆粒 小さじ1弱ぐらい
トッピング;白髪ねぎ、搾菜
工程は前回と同じ。鍋を土鍋にしたのと、布団から出てキッチン行くのが面倒で、40分煮る工程でのかき回しを2回だけにした点ぐらい。
米洗ってザル上げして水切って油掛けまわしておいておく。
別途、鍋に水~貝柱スープまで入れて沸騰させて灰汁を取ったら米入れて弱火で40分煮るだけ。今回、後半かき混ぜるのを怠ったせいか、それとも貝柱スープを入れ過ぎたせいか、ちょっと底が焦げてしまった。だが、その焦げもいい。
トッピングは、白ネギがぎょーさんあったので白髪ねぎにしてみたが、そもそも白髪ねぎの作り方というか切り方を知らん。繊維に沿ってなるべく細くなるように切ってみたが、どうみても髪というよりタコ糸、むしろ爪楊枝級の太さ。
切り方が悪いので歯触りも悪いし、白い粥に白髪ねぎというのも色合い的にイマイチ。やっぱりトッピングは分葱というか細葱である。
搾菜については、前回、後半で味が単調になってきて飽きてきたので、味の強いものを入れてみようと思った次第。ベストマッチングではなかったが、まぁ悪くなかった。味が濃い系のトッピングなら、貝の佃煮系とかが合うような気がする。もしくは歯応え的にアクセントになる油条がいいんだが。でも粥のために揚げ物までするのメンドクサイので却下である。
白髪ねぎの切り方は今調べたが、中の黄色い芯は抜いちゃうのか、なるほど。
冷水に晒さないと くるっ ってならないらしい。めんどい。やはり分葱だ。
今日はオフだが午後から打ち合わせのためにちょっとだけ出社する予定だった。
どうせ午後に外出するなら、午前中に独空行って、そのまま外で飯食って会社へ、の流れを考えていたのだが、オカンから
「今日のお昼は七草粥だから家にいるように」
との指令が…
早くいってくれよっ、朝も昼も粥かよっ
…まぁ、1/7だし察するべきだったか。でも夜でいいじゃん。
そんなわけで午前中があいてしまった。
暇なので植物に水やりとか埃被ってた胡蝶蘭の葉っぱ表面を拭いたりしてきた。
画像2は胡蝶蘭3鉢のうち、一番元気なやつら。今年貰ったばっかりの株なのでまだ元気だ。3年前に貰った2鉢はもう半死半生。胡蝶蘭は確か元気な葉っぱが2枚(ひょっとしたら4枚だったかも)ないと花枝が1本でないらしいが、元気がない古参鉢は今年は花枝がやっと1本出るか出ないかだろう。
空中に無意味に根を伸ばしているし、何とかしてやりたいのだが、蘭系は正直よくわからない。
せっかくなので今調べてみた。うーん、植えっぱなしはダメなんか。しかも根っこが鉢外や空中に伸び捲っている。蘭もアマリリスみたいに狭い株の中で根っこギュンギュンにして育てないと花芽をつけにくいらしい。よし、植え替えだ。
今から4号素焼き鉢6つとミズゴケ買ってくる。
画像3は蜜柑的な何か。一昨年の冬、レモンだとかオレンジだとか温州蜜柑だとかポンカンだとかを食した際、種をやたらめったら植えてみた。冬の間は何も出てこなかったが、春になったら鬼のように芽が出まくった。どこに何を植えたかはもうその時には覚えていなかったので、生えてきたのがレモンなのかオレンジなのか温州ミカンなのかポンカンなのかは神のみぞ知る。実が生ればわかるのかもしれないが、2年目でもまだ花は咲いていない。今調べてみたが、実生から実を付けるようになるまで20年ぐらいかかるらしい。こいつらがようやく実を成らす頃、あたしゃ還暦目前だよ!
それ以前に、ちっちゃい鉢に入り乱れて9本も生えてる時点でまともに育てる気はないのが丸わかりである。芽生えの時点で間引きしなきゃいけなかったのはわかってる。でも可愛かったので間引けなかったんだ。
実は期待せず、観葉兼揚羽招聘用として育てることにしよう。トムヤムクン用のバイマルクーの代用になるかもしれんし。
さて、日も登って暖かくなってきたので、そろそろ4号鉢とミズゴケを買ってくるとするか。
…『予定』ってのは、いつだって未定だ。
行動は、往々にして想定外の事象にぶち当たり、軌道修正を余儀なくされる。弾き飛ばされ転がった先にも存在する無数の想定外たちにこつん、こつんぶつかりながら、右へ左へ東へ西へ。玉突きのように当初からは思いもよらぬ結末へとなだれ込んでいく。
突発的に思い立った胡蝶蘭植え替え計画は、外出仕様に装備を換装して玄関を出て自宅駐車場に至った時点で頓挫が発覚した。
車が無かった。オトン使用中であった。
…午前中の予定終了。
空いた時間で、冬ミケ前にDLして手を付けてなかった助手ちゅっちゅの体験版をやってみた。
うむ、これは買いである。
虎穴の通販で早速ぽちる。助手スレじゃミケ前に予約したのに届かないという報告があったのが懸念事項だが、在庫があるうちにポチらないと痛い目に合うという教訓は既に何度も経験している。
ついでに何冊か薄い本も購入。ジャンルがジャンルなので国道18号(男性仕様)が多い。その手のシーンがあってもガチなストマンもあるのかもしれんが、表紙見る限りやはり実用書が多そうなので、無難に全年齢本からチョイス。4号鉢とミズゴケはゲットできなかったが、別方面でまぁ充実した休日午前を過ごした。
七草粥の昼食を食べて出勤。正直、気が重い。誰が好き好んで休みの日にタダ働きなどするものか。いや、出勤でつけてもいいんだけど、わざわざ代休申請して休みにしておいて休日出勤扱いにするとかなんだか手続きがめんどくさそうだったので。よって、タダ働きである。
ただ、当初は軽く30分程度打ち合わせして週明けに取るべき方針決めて、後は急ぎのメールだけ対応して1時間ぐらいで帰るつもりではあったのだ。14時には会社を出て、市営のトレーニングルームに行ってみようと考えていた。そのために鞄にジャージと室内シューズも持って出かけていた。
遅くとも1時間でカタを付けて14時には会社を出るはずだった。はずであった。…はずだったのに。
気が付いたら16時を回っていた。もう日は傾いて寒い。このテンションでは筋トレ気分にはなれない。
無駄と荷物(ジャージとシューズ)を抱えて、とぼとぼと家路に向かう。だが、ここでこのまま帰るのもなんか悔しい気がしたので、本屋に寄ってみた。
あーそういえば、今月、秋山の新刊が出るって話があったような…
電撃の発売日など知らん。よって、余り期待はせずに何気にラノベコーナーを覗いたら。
龍盤七朝2が出ていた。
帰って早速読了。やっぱり秋山の文章は好きだ。続巻になるのも嬉しい。だが、3が読めるのは何年後になるんだ? というか出るのか?
今日は当初の予定通りに成し遂げたのは中華粥作成の1点のみであった。後は胡蝶蘭植え替えもトレーニングルーム体験も頓挫した。しかし予定外のルートは、当初の予定とは違ったサプライズを秘めていた。人生万事塞翁が馬である。
…明日はフル出勤。
深い水底から浮かび上がるように、ごく自然に覚醒して目を開いた。
部屋の中は真っ暗だった。不思議はない。防寒のためにレースのカーテンだけでなく分厚いカーテンでぴっちり窓を閉ざしている。日の出の遅い冬の朝日が部屋に差し込まずともなんの不思議はなかった。
照明をつけて壁の時計に目をやって愕然とした。
5時前だった。
…老人かよ
こんな時間に起きてもやることがない(ま、ネットなり本なり時間の潰しようはいくらでもないことはないが)ので、暖かい布団の中でもう少しぐずぐずした。
しかしそれも限界で6時に布団から這い出る。
腹が空いたのだ。
<今朝の朝食:中華粥おひとり様仕様>
米 0.25合
サラダオイル 小さじ1/2
水 450cc
塩 小さじ1/4
生姜スライス 2枚ぐらい
葱の青い部分のきれっぱし
手羽元 2本
貝柱スープ顆粒 小さじ1弱ぐらい
トッピング;白髪ねぎ、搾菜
工程は前回と同じ。鍋を土鍋にしたのと、布団から出てキッチン行くのが面倒で、40分煮る工程でのかき回しを2回だけにした点ぐらい。
米洗ってザル上げして水切って油掛けまわしておいておく。
別途、鍋に水~貝柱スープまで入れて沸騰させて灰汁を取ったら米入れて弱火で40分煮るだけ。今回、後半かき混ぜるのを怠ったせいか、それとも貝柱スープを入れ過ぎたせいか、ちょっと底が焦げてしまった。だが、その焦げもいい。
トッピングは、白ネギがぎょーさんあったので白髪ねぎにしてみたが、そもそも白髪ねぎの作り方というか切り方を知らん。繊維に沿ってなるべく細くなるように切ってみたが、どうみても髪というよりタコ糸、むしろ爪楊枝級の太さ。
切り方が悪いので歯触りも悪いし、白い粥に白髪ねぎというのも色合い的にイマイチ。やっぱりトッピングは分葱というか細葱である。
搾菜については、前回、後半で味が単調になってきて飽きてきたので、味の強いものを入れてみようと思った次第。ベストマッチングではなかったが、まぁ悪くなかった。味が濃い系のトッピングなら、貝の佃煮系とかが合うような気がする。もしくは歯応え的にアクセントになる油条がいいんだが。でも粥のために揚げ物までするのメンドクサイので却下である。
白髪ねぎの切り方は今調べたが、中の黄色い芯は抜いちゃうのか、なるほど。
冷水に晒さないと くるっ ってならないらしい。めんどい。やはり分葱だ。
今日はオフだが午後から打ち合わせのためにちょっとだけ出社する予定だった。
どうせ午後に外出するなら、午前中に独空行って、そのまま外で飯食って会社へ、の流れを考えていたのだが、オカンから
「今日のお昼は七草粥だから家にいるように」
との指令が…
早くいってくれよっ、朝も昼も粥かよっ
…まぁ、1/7だし察するべきだったか。でも夜でいいじゃん。
そんなわけで午前中があいてしまった。
暇なので植物に水やりとか埃被ってた胡蝶蘭の葉っぱ表面を拭いたりしてきた。
画像2は胡蝶蘭3鉢のうち、一番元気なやつら。今年貰ったばっかりの株なのでまだ元気だ。3年前に貰った2鉢はもう半死半生。胡蝶蘭は確か元気な葉っぱが2枚(ひょっとしたら4枚だったかも)ないと花枝が1本でないらしいが、元気がない古参鉢は今年は花枝がやっと1本出るか出ないかだろう。
空中に無意味に根を伸ばしているし、何とかしてやりたいのだが、蘭系は正直よくわからない。
せっかくなので今調べてみた。うーん、植えっぱなしはダメなんか。しかも根っこが鉢外や空中に伸び捲っている。蘭もアマリリスみたいに狭い株の中で根っこギュンギュンにして育てないと花芽をつけにくいらしい。よし、植え替えだ。
今から4号素焼き鉢6つとミズゴケ買ってくる。
画像3は蜜柑的な何か。一昨年の冬、レモンだとかオレンジだとか温州蜜柑だとかポンカンだとかを食した際、種をやたらめったら植えてみた。冬の間は何も出てこなかったが、春になったら鬼のように芽が出まくった。どこに何を植えたかはもうその時には覚えていなかったので、生えてきたのがレモンなのかオレンジなのか温州ミカンなのかポンカンなのかは神のみぞ知る。実が生ればわかるのかもしれないが、2年目でもまだ花は咲いていない。今調べてみたが、実生から実を付けるようになるまで20年ぐらいかかるらしい。こいつらがようやく実を成らす頃、あたしゃ還暦目前だよ!
それ以前に、ちっちゃい鉢に入り乱れて9本も生えてる時点でまともに育てる気はないのが丸わかりである。芽生えの時点で間引きしなきゃいけなかったのはわかってる。でも可愛かったので間引けなかったんだ。
実は期待せず、観葉兼揚羽招聘用として育てることにしよう。トムヤムクン用のバイマルクーの代用になるかもしれんし。
さて、日も登って暖かくなってきたので、そろそろ4号鉢とミズゴケを買ってくるとするか。
…『予定』ってのは、いつだって未定だ。
行動は、往々にして想定外の事象にぶち当たり、軌道修正を余儀なくされる。弾き飛ばされ転がった先にも存在する無数の想定外たちにこつん、こつんぶつかりながら、右へ左へ東へ西へ。玉突きのように当初からは思いもよらぬ結末へとなだれ込んでいく。
突発的に思い立った胡蝶蘭植え替え計画は、外出仕様に装備を換装して玄関を出て自宅駐車場に至った時点で頓挫が発覚した。
車が無かった。オトン使用中であった。
…午前中の予定終了。
空いた時間で、冬ミケ前にDLして手を付けてなかった助手ちゅっちゅの体験版をやってみた。
うむ、これは買いである。
虎穴の通販で早速ぽちる。助手スレじゃミケ前に予約したのに届かないという報告があったのが懸念事項だが、在庫があるうちにポチらないと痛い目に合うという教訓は既に何度も経験している。
ついでに何冊か薄い本も購入。ジャンルがジャンルなので国道18号(男性仕様)が多い。その手のシーンがあってもガチなストマンもあるのかもしれんが、表紙見る限りやはり実用書が多そうなので、無難に全年齢本からチョイス。4号鉢とミズゴケはゲットできなかったが、別方面でまぁ充実した休日午前を過ごした。
七草粥の昼食を食べて出勤。正直、気が重い。誰が好き好んで休みの日にタダ働きなどするものか。いや、出勤でつけてもいいんだけど、わざわざ代休申請して休みにしておいて休日出勤扱いにするとかなんだか手続きがめんどくさそうだったので。よって、タダ働きである。
ただ、当初は軽く30分程度打ち合わせして週明けに取るべき方針決めて、後は急ぎのメールだけ対応して1時間ぐらいで帰るつもりではあったのだ。14時には会社を出て、市営のトレーニングルームに行ってみようと考えていた。そのために鞄にジャージと室内シューズも持って出かけていた。
遅くとも1時間でカタを付けて14時には会社を出るはずだった。はずであった。…はずだったのに。
気が付いたら16時を回っていた。もう日は傾いて寒い。このテンションでは筋トレ気分にはなれない。
無駄と荷物(ジャージとシューズ)を抱えて、とぼとぼと家路に向かう。だが、ここでこのまま帰るのもなんか悔しい気がしたので、本屋に寄ってみた。
あーそういえば、今月、秋山の新刊が出るって話があったような…
電撃の発売日など知らん。よって、余り期待はせずに何気にラノベコーナーを覗いたら。
龍盤七朝2が出ていた。
帰って早速読了。やっぱり秋山の文章は好きだ。続巻になるのも嬉しい。だが、3が読めるのは何年後になるんだ? というか出るのか?
今日は当初の予定通りに成し遂げたのは中華粥作成の1点のみであった。後は胡蝶蘭植え替えもトレーニングルーム体験も頓挫した。しかし予定外のルートは、当初の予定とは違ったサプライズを秘めていた。人生万事塞翁が馬である。
…明日はフル出勤。
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