臥せ字で書くべきかかなり迷ったが、色々思うところもあり、このまま行くことにする。
今日封切りの逆転裁判の実写映画みてきた。
かなり詰め込んでるのでストーリー把握的な意味でゲーム未プレイ者にはちょいキツイかもしれない。尺の問題もあるだろうし色々変えてる部分もある。
だが、これはこれでアリだと思った。少なくともゲームの世界観ぶち壊し的な意味でのガッカリ感は私は感じなかった。
かなり楽しく鑑賞した。
ストーリーの大筋やオチを知っている分、原作と違う点や、小ネタ、突っ込みどころを探すのも楽しく、また『アレをああいう形で描写したのか』的な楽しさもあった。またナリ歩堂は眉毛はまっすぐなものの、かなりナルホドくん的な味が出ていたと思う。
最初かなり懸念していたナリ歩堂のズラの生え際も5分で慣れた。
斉剣のズラの色にも15分で慣れた。
感想詳細は以下。
<シネコン チケット売り場 12:15>
スタッフ「席、どこがいいですかー」
me「真ん中お願いします」
ス「結構混んでるのでどうかな…(手元でカチャカチャ操作)あ、取れました」
そうか、結構混んでいるのか。
TVは全然見ないので映画のCMは見ていない。ググればニコやつべに予告映像ぐらいは落ちていたかもしれんが、それも特にチェックはしていなかった。会社の同僚で逆裁をやったことのある人間は2人ほどいるが(というか、ソフトと攻略本セットで貸して私が布教した)、どちらも映画についてコメントはしていなかった。
ゆえに、この映画がどの程度世間に宣伝されていて、一般人にどの程度認知されているのか知らなかった。
が、映画公式サイトの、あのいかにもなズラや、どうみてもコスプレですありがとうございましたな画像を見るに、何も知らないパンピーがわざわざ箱に足を運んで見るタイプの映画ではないような匂いがしていたので、観客動員数的に大丈夫かなぁと余計なお世話な懸念があった。が、封切り初日の2回とはいえ、そこそこ混んでいるらしいことに安堵を覚える。
上映開始は12:20。あと5分しかない。
時間も無いしそのまま入場しようかとも思ったが、やはりせっかくの映画館での鑑賞である。売店で生ビールとフライドポテトを購入。
弓手にビール、馬手にポテトの入ったカップを持ちながら、シネコンの通路を上映シアターまで歩く。前方を歩いていた、どう見ても男子中学生ですな2人連れが逆裁上映シアターに入っていく。
逆裁4が出たのは2007年なんだよなぁ。確かに4の後に逆検も出た。アプリで展開もしてる。名作ゲーだし発売から数年経ってからハマる人もいるだろう。でも本編が最後に出て5年近く経った今でも中学生とか若いファンがいるというのは色々胸熱な気分であった。
<上映シアター 12:21>
なみなみ継がれたビールを零さぬようにゆっくり歩いていたせいか、上映開始時間を1分過ぎて席に到着。
まぁ、どうせ最初は警察の防犯CMや近所の店のCMや『映画泥棒、ダメ、絶対』なアレだったので支障はなかった。
シートは、いわゆる首が痛くなるレベルの最前列や、見にくい左右の端は空いていたが、見やすい席はかなり埋まっていた。チケット購入時間は上映開始ぎりぎりであったが、私の席は前から1/4ぐらいで前が通路でほぼ真ん中、というベストポジション。お独りさまだったので隙間的に空いていたところが運よくとれたようだった。
『映画泥棒、ダメ、絶対』が終わって邦画のCM数本が終わる頃、丁度ビールもフライドポテトも無くなった。準備は万端。いよいよ映画本編上映開始である。
映画の内容に入るので一応改行する。
ザル脳なので印象に残った(心の中で突っ込んだ)シーンしか覚えていないし、内容もうろ覚えなので間違っている部分も多々あると思うが、まぁ適当に書いていく。
最初は舞子はんの霊媒シーンから。
というか、綾里系霊媒系の場面だというのはさすがに既プレイ者なのでわかったが、最初の数秒ぐらい、どういうシーンかわからなかった。まぁ、1~3までは動かない1枚絵だったからなぁ。霊媒シーンで髪振り乱す家元にちょっとびっくり。
というか、舞子はんアイメイク濃いな。マスカラカラカラ
マヨイちゃんも(この映画版では)つけまつげにマスカラにアイメイクをバシバシにキメてたし、チヒロさんに至ってはゲームでも化粧濃かったので、アイメイクは綾里家の家風なのかもしれん。
舞子さんの霊媒といえば、例のアレである。呼んでいるのはシンさんである。
原作設定だと外見までアレしてしまうわけだが、それをそのまま映像化したらギャグシーンになってしまう。さすがにそれは回避し、普通のイタコ的(割と激しめの)霊媒シーンとなっていた。
死者の世界の描写の背景が、黄昏の赤と水に半ば沈んだビルだったのにちょっと驚き。終末観の表現で、震災や津波を意味した描写ではないと思うが。
ナリ歩堂デビュー戦。法廷がすごく………アットホームです(悪い意味で)。すごく狭くてごちゃごちゃしてて洗濯物干してあったような気がする。洗濯ものはさすがに記憶違いかもしんないけど、審理中なのに掃除のおばちゃんに邪見にされてたような気がする。
アウチさんは頂点ハゲ系(前髪があっててっぺんが薄い系)だった。生チヒロさんは原作よりちょっと年m(以下略)
山野さんは、ちゃんとズラをナリ歩堂の顔にペチッってしてくれたよ(゚∀゚)
無罪を勝ち取ったヤパリに掃除のおばちゃんから暖かく投げやりな祝福が。
次いで斉剣の法廷の様子。トノサマン裁判やってますた。
せせこましいナリ歩堂デビュー戦の法廷とは打って変わって広々とした法廷である。調度品の類も格調高く重厚な雰囲気。どうも映画逆裁世界では、法廷間格差が激しい模様。未来では格差社会が司法の場にも及んでいるようで…
サクラたんにはキセルパキッをやって貰いたかった。
このあたり以降はシーンの流れをはっきり覚えていないので、前後しているかもしれない。覚えているところを順不同に書く。
Goたんに呼び出される斉剣。Goたんの執務室すごい。原作御剣の執務室を軽く凌駕するゴージャス感。1-5のガントさんの執務室並みに広い。化石だか骨だかわからんオブジェとか、この室内もガン見したら色々小ネタややつっこみどころがありそうだったが、ふくよかなGoたんに気を取られてあまり覚えてない。
原作だとGoたんはみるからに吸血鬼っぽい外観で普段から言動もアレだったが、映画世界では、斉剣を呼び出して「やり過ぎで評判悪いから自重汁」的忠告したり、ナリ歩堂と握手したりと原作とは一風変わった人物像になっている。
原作路線だとふくよかGoたんは柔らか過ぎる(肉的な意味でなく印象的な意味で)が、あえて少し人物像を変えているので、この映画GoたんならあのふくよかGoたんのキャスティングが合っていると思う。
映画版は原作とは展開も違うが、人物で大きく変わったのがコナカとGo。
マヨイちゃんも外見がメイクバッチリ+爪も長いギャル風だけど、言動は原作よりおとなしめなぐらいで人物像的には大きく変わってなかった。でもコナカとGoは展開の原作との相違の必然上、大きく変わっている。
コナカの変わりっぷりは公式サイトのキャスト紹介見れば一目瞭然。1-2と1-4メインとはいえ、あの尺で1-1や1-3のエッセンスも入れて逆裁1(アドバンス版)を無理なく全部まとめる上でコナカはああせざるを得ないだろう。
Goについては、尺の関係というより、そもそもの動機について説得力を持たせる形にした場合、ああいう人物像になると思う。
原作は信者だし原作にダメを出す気は毛頭ないが、映画版はGoの動機がより一般的にわかりやすい形になっていたと思う。あと、ボート小屋管理人の素性が割れる経緯のサユリさんの“証言”も、原作の「偶然が2つ続いたら、それは偶然じゃない」より映画版の形の方が説得力があった。まぁ、あれはあれで考えると色々アレだが(ボート小屋管理人がサユリさんにあの言葉を教え込んだシチュとか)
原作はゲームというメディアの性格上、異議あり待ったくらえをぽんぽん叩き込むやり取りの爽快さを重視しているので、動機や流れの自然さはあえて多少犠牲にして怒涛のように突っ走る面白さがあるが、映画では当然ゲーム性が表現できない分、そのあたりを掘り下げて、より自然になるようにうまく調整されていると感じた。
そういうわけで、映画版Goたんはアリかな。
でも、原作のドSなGoたんと御剣の屈折した師弟関係もあれはあれで面白かったけど。
Goたんについて長々書いてたら疲れたので、後は簡単に。
個人的に一番楽しみにしていたのはサユリさん召喚のあたりだったが、期待は裏切られず、あのシーンは笑った。サユリさんは実にいい演技をしていたw
ナリ歩堂がひょうたん湖公園のヤパリの店の前に座って、意味もなく唇ブルブルーさせるところとか、ラストの握手前の
『いやいやいや、ちょっと待って、今更そういうのってどうなんだよ、なぁ?』
みたいな身振りの演技に、ナルホドくんっぽさを感じた。
傍聴人席がなかりカオス。ミリカっぽい金髪縦ロールや、弁当屋のオキョウさんっぽい妙な帽子の人や、梅世的ピンク髪や、モロヘイヤっぽい白マフラーがいたので、ひょっとしたら映画本編に出てこない逆裁キャラ居る?と思って途中で傍聴人席に目を凝らしてたけど、注意してみるようにして以降は、はっきりなそっくりそのままなキャラは見つけられなかった。やたらと派手な帽子やデッカイりぼんや、ピンク髪や青髪などド派手な『ここはどこのコスプレ会場ですか』的な傍聴人席であったが、一般人をあれくらい盛らないと、ひらひら赤スーツやGoたんの衣装が浮いちゃうからしょうがないよね、世界観統一のために一般人も犠牲になったのだ、的な?
綾里法律事務所が予想外にゴシックな雰囲気でビビッタw なんか江戸川乱歩な雰囲気だった。
一点、個人的には、Goの最後の長広舌に対する答えは弁護士のナリ歩堂じゃなくて検事の斉剣に言わせた方がよかったかなという気はした。
あ、もう一点。
塩酸原液っぽい試薬瓶だったが、原液(つーかconqでも35%ぐらいだが)なら開封したら激しく白煙たたないとー
それに一斗缶の蓋っぽい金属板に塩酸(という触れ込みの液体)を注いでたけど、ぷくぷく泡出てなかった。
そのあたりのリアリティを追及するなら、せめて琺瑯引きの洗面器を使ってくれ。
今日封切りの逆転裁判の実写映画みてきた。
かなり詰め込んでるのでストーリー把握的な意味でゲーム未プレイ者にはちょいキツイかもしれない。尺の問題もあるだろうし色々変えてる部分もある。
だが、これはこれでアリだと思った。少なくともゲームの世界観ぶち壊し的な意味でのガッカリ感は私は感じなかった。
かなり楽しく鑑賞した。
ストーリーの大筋やオチを知っている分、原作と違う点や、小ネタ、突っ込みどころを探すのも楽しく、また『アレをああいう形で描写したのか』的な楽しさもあった。またナリ歩堂は眉毛はまっすぐなものの、かなりナルホドくん的な味が出ていたと思う。
最初かなり懸念していたナリ歩堂のズラの生え際も5分で慣れた。
斉剣のズラの色にも15分で慣れた。
感想詳細は以下。
<シネコン チケット売り場 12:15>
スタッフ「席、どこがいいですかー」
me「真ん中お願いします」
ス「結構混んでるのでどうかな…(手元でカチャカチャ操作)あ、取れました」
そうか、結構混んでいるのか。
TVは全然見ないので映画のCMは見ていない。ググればニコやつべに予告映像ぐらいは落ちていたかもしれんが、それも特にチェックはしていなかった。会社の同僚で逆裁をやったことのある人間は2人ほどいるが(というか、ソフトと攻略本セットで貸して私が布教した)、どちらも映画についてコメントはしていなかった。
ゆえに、この映画がどの程度世間に宣伝されていて、一般人にどの程度認知されているのか知らなかった。
が、映画公式サイトの、あのいかにもなズラや、どうみてもコスプレですありがとうございましたな画像を見るに、何も知らないパンピーがわざわざ箱に足を運んで見るタイプの映画ではないような匂いがしていたので、観客動員数的に大丈夫かなぁと余計なお世話な懸念があった。が、封切り初日の2回とはいえ、そこそこ混んでいるらしいことに安堵を覚える。
上映開始は12:20。あと5分しかない。
時間も無いしそのまま入場しようかとも思ったが、やはりせっかくの映画館での鑑賞である。売店で生ビールとフライドポテトを購入。
弓手にビール、馬手にポテトの入ったカップを持ちながら、シネコンの通路を上映シアターまで歩く。前方を歩いていた、どう見ても男子中学生ですな2人連れが逆裁上映シアターに入っていく。
逆裁4が出たのは2007年なんだよなぁ。確かに4の後に逆検も出た。アプリで展開もしてる。名作ゲーだし発売から数年経ってからハマる人もいるだろう。でも本編が最後に出て5年近く経った今でも中学生とか若いファンがいるというのは色々胸熱な気分であった。
<上映シアター 12:21>
なみなみ継がれたビールを零さぬようにゆっくり歩いていたせいか、上映開始時間を1分過ぎて席に到着。
まぁ、どうせ最初は警察の防犯CMや近所の店のCMや『映画泥棒、ダメ、絶対』なアレだったので支障はなかった。
シートは、いわゆる首が痛くなるレベルの最前列や、見にくい左右の端は空いていたが、見やすい席はかなり埋まっていた。チケット購入時間は上映開始ぎりぎりであったが、私の席は前から1/4ぐらいで前が通路でほぼ真ん中、というベストポジション。お独りさまだったので隙間的に空いていたところが運よくとれたようだった。
『映画泥棒、ダメ、絶対』が終わって邦画のCM数本が終わる頃、丁度ビールもフライドポテトも無くなった。準備は万端。いよいよ映画本編上映開始である。
映画の内容に入るので一応改行する。
ザル脳なので印象に残った(心の中で突っ込んだ)シーンしか覚えていないし、内容もうろ覚えなので間違っている部分も多々あると思うが、まぁ適当に書いていく。
最初は舞子はんの霊媒シーンから。
というか、綾里系霊媒系の場面だというのはさすがに既プレイ者なのでわかったが、最初の数秒ぐらい、どういうシーンかわからなかった。まぁ、1~3までは動かない1枚絵だったからなぁ。霊媒シーンで髪振り乱す家元にちょっとびっくり。
というか、舞子はんアイメイク濃いな。マスカラカラカラ
マヨイちゃんも(この映画版では)つけまつげにマスカラにアイメイクをバシバシにキメてたし、チヒロさんに至ってはゲームでも化粧濃かったので、アイメイクは綾里家の家風なのかもしれん。
舞子さんの霊媒といえば、例のアレである。呼んでいるのはシンさんである。
原作設定だと外見までアレしてしまうわけだが、それをそのまま映像化したらギャグシーンになってしまう。さすがにそれは回避し、普通のイタコ的(割と激しめの)霊媒シーンとなっていた。
死者の世界の描写の背景が、黄昏の赤と水に半ば沈んだビルだったのにちょっと驚き。終末観の表現で、震災や津波を意味した描写ではないと思うが。
ナリ歩堂デビュー戦。法廷がすごく………アットホームです(悪い意味で)。すごく狭くてごちゃごちゃしてて洗濯物干してあったような気がする。洗濯ものはさすがに記憶違いかもしんないけど、審理中なのに掃除のおばちゃんに邪見にされてたような気がする。
アウチさんは頂点ハゲ系(前髪があっててっぺんが薄い系)だった。生チヒロさんは原作よりちょっと年m(以下略)
山野さんは、ちゃんとズラをナリ歩堂の顔にペチッってしてくれたよ(゚∀゚)
無罪を勝ち取ったヤパリに掃除のおばちゃんから暖かく投げやりな祝福が。
次いで斉剣の法廷の様子。トノサマン裁判やってますた。
せせこましいナリ歩堂デビュー戦の法廷とは打って変わって広々とした法廷である。調度品の類も格調高く重厚な雰囲気。どうも映画逆裁世界では、法廷間格差が激しい模様。未来では格差社会が司法の場にも及んでいるようで…
サクラたんにはキセルパキッをやって貰いたかった。
このあたり以降はシーンの流れをはっきり覚えていないので、前後しているかもしれない。覚えているところを順不同に書く。
Goたんに呼び出される斉剣。Goたんの執務室すごい。原作御剣の執務室を軽く凌駕するゴージャス感。1-5のガントさんの執務室並みに広い。化石だか骨だかわからんオブジェとか、この室内もガン見したら色々小ネタややつっこみどころがありそうだったが、ふくよかなGoたんに気を取られてあまり覚えてない。
原作だとGoたんはみるからに吸血鬼っぽい外観で普段から言動もアレだったが、映画世界では、斉剣を呼び出して「やり過ぎで評判悪いから自重汁」的忠告したり、ナリ歩堂と握手したりと原作とは一風変わった人物像になっている。
原作路線だとふくよかGoたんは柔らか過ぎる(肉的な意味でなく印象的な意味で)が、あえて少し人物像を変えているので、この映画GoたんならあのふくよかGoたんのキャスティングが合っていると思う。
映画版は原作とは展開も違うが、人物で大きく変わったのがコナカとGo。
マヨイちゃんも外見がメイクバッチリ+爪も長いギャル風だけど、言動は原作よりおとなしめなぐらいで人物像的には大きく変わってなかった。でもコナカとGoは展開の原作との相違の必然上、大きく変わっている。
コナカの変わりっぷりは公式サイトのキャスト紹介見れば一目瞭然。1-2と1-4メインとはいえ、あの尺で1-1や1-3のエッセンスも入れて逆裁1(アドバンス版)を無理なく全部まとめる上でコナカはああせざるを得ないだろう。
Goについては、尺の関係というより、そもそもの動機について説得力を持たせる形にした場合、ああいう人物像になると思う。
原作は信者だし原作にダメを出す気は毛頭ないが、映画版はGoの動機がより一般的にわかりやすい形になっていたと思う。あと、ボート小屋管理人の素性が割れる経緯のサユリさんの“証言”も、原作の「偶然が2つ続いたら、それは偶然じゃない」より映画版の形の方が説得力があった。まぁ、あれはあれで考えると色々アレだが(ボート小屋管理人がサユリさんにあの言葉を教え込んだシチュとか)
原作はゲームというメディアの性格上、異議あり待ったくらえをぽんぽん叩き込むやり取りの爽快さを重視しているので、動機や流れの自然さはあえて多少犠牲にして怒涛のように突っ走る面白さがあるが、映画では当然ゲーム性が表現できない分、そのあたりを掘り下げて、より自然になるようにうまく調整されていると感じた。
そういうわけで、映画版Goたんはアリかな。
でも、原作のドSなGoたんと御剣の屈折した師弟関係もあれはあれで面白かったけど。
Goたんについて長々書いてたら疲れたので、後は簡単に。
個人的に一番楽しみにしていたのはサユリさん召喚のあたりだったが、期待は裏切られず、あのシーンは笑った。サユリさんは実にいい演技をしていたw
ナリ歩堂がひょうたん湖公園のヤパリの店の前に座って、意味もなく唇ブルブルーさせるところとか、ラストの握手前の
『いやいやいや、ちょっと待って、今更そういうのってどうなんだよ、なぁ?』
みたいな身振りの演技に、ナルホドくんっぽさを感じた。
傍聴人席がなかりカオス。ミリカっぽい金髪縦ロールや、弁当屋のオキョウさんっぽい妙な帽子の人や、梅世的ピンク髪や、モロヘイヤっぽい白マフラーがいたので、ひょっとしたら映画本編に出てこない逆裁キャラ居る?と思って途中で傍聴人席に目を凝らしてたけど、注意してみるようにして以降は、はっきりなそっくりそのままなキャラは見つけられなかった。やたらと派手な帽子やデッカイりぼんや、ピンク髪や青髪などド派手な『ここはどこのコスプレ会場ですか』的な傍聴人席であったが、一般人をあれくらい盛らないと、ひらひら赤スーツやGoたんの衣装が浮いちゃうからしょうがないよね、世界観統一のために一般人も犠牲になったのだ、的な?
綾里法律事務所が予想外にゴシックな雰囲気でビビッタw なんか江戸川乱歩な雰囲気だった。
一点、個人的には、Goの最後の長広舌に対する答えは弁護士のナリ歩堂じゃなくて検事の斉剣に言わせた方がよかったかなという気はした。
あ、もう一点。
塩酸原液っぽい試薬瓶だったが、原液(つーかconqでも35%ぐらいだが)なら開封したら激しく白煙たたないとー
それに一斗缶の蓋っぽい金属板に塩酸(という触れ込みの液体)を注いでたけど、ぷくぷく泡出てなかった。
そのあたりのリアリティを追及するなら、せめて琺瑯引きの洗面器を使ってくれ。
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