トランス椅子形シス舟形
定時には腹が空かないが、一応食わないと腹が空くようになった。通常量を食うと胸焼けするが、通常の半量~7割程度であればそれほど不快感もなくなってきた。この調子だと週明け胃腸内科に駆け込む必要はなさそうだ。

回復傾向と見たので、調子にのってクッキーを作ってみた。なんか軽くてサクサクしたものが急に食べたくなったのだ。クッキーは前にウマーなククパレシピスレを見て作った飴色玉葱クッキー以来なので、ククパで簡単にできそうなレシピをいくつかチョイスして適当に魔改造してみた。
まぁ、画像の通り、形状的には失敗作だったのだが。

<黒糖ゴマクッキー試作1号(形状不良)>
薄力粉 80g
黒砂糖 大さじ3(27g)
マーガリン 30g
BP 小さじ1/2
黒ゴマ 小さじ1
(総カロリー640kcal)

ビニール袋に全部突っ込んで混ぜ混ぜ。スーパーで無料で貰えるペラいポリ袋で遠慮も杓子もなく揉みまくったせいか、途中で破れて中身がまけ出てきた。ま、その時点では既に生地としては完成されていたので、揉んでいた手が多少べたついた程度で被害はなかったが。樹脂系は耐油性が悪い的イメージがあったので、マーガリンの成果とも思ったが、今ちょろっとググってみた程度ではPEは耐油性はそんなに悪いわけじゃないらしい。ということでポリ袋が破れたのは純粋に私の揉み過ぎが原因であることが確定した。
まぁ、それはどうでも良い。
混ざったので適当に棒状に成型し、冷凍庫に突っ込んだ。冷蔵庫ではなく冷凍庫だったのは特に意味はない。しいて言えば冷凍庫の方が早く冷えるかと思った程度である。水分含有量の低い材料ばかりを使っているので、5℃だろうが-18℃だろうが生地にさほど影響は与えないだろうと考えた。
冷凍庫に生地を突っ込んでネットで長編二次ssなどを読んで気が付いたら2時間ほど経過していた。早速、冷凍庫から取り出し、包丁で約5mm程度の厚みに切り分けて170℃で20分焼成。
出来上がりがこの残念な画像1である。
何が残念かといえば、焼いてる最中に組成中の油脂が溶けて流失したのか、立体構造が見事に崩壊していた。早い話、潰れて広がってベチャッと平べったい形状になってしまっていた。焼く前は約4cm角ぐらいで、クッキングシート状に十分な間隔を取って配置してから焼成したのだが、焼いている間に潰れて横にだらしなく広がったために個体間で融合し、そこはかとない切れ目はあるものの1枚板と化してしまった。

ところで、ちょろっとクッキーのレシピについてググった限りでは、クッキーは製造方法によって3種に大別されるようだ。
 型抜き、アイスボックス、絞り出し
wiki先生によると更にドロップ、成形、バー、揚げなどあるようだが、そこまでクッキーに熱く淫靡な情熱を抱いているわけではないのでそれらについては割愛する。
初心者向けクッキーというと型抜きが一般的なようだ。だが型なぞ家にはない。買う気もない。また絞り出しは必然的に絞り出し器を必要とするが、そんなものももちろんない。よってアイスボックス一択である。そういえばアイスボックス系なら飴色タマネギクッキーを以前作った。あれはレシピ通りに作ったおかげか、特に破綻ない味、形状になった記憶がある。
アイスボックスは、要は混合後棒状に成型の生地を冷蔵し組成中の油脂を硬化させ、切り分け成型を可能とする製法である。その製法の特徴ゆえ、組成中の油脂成分が多めであり、また卵や牛乳といった水分を含有するものは入れないか最小限に抑える必要がある。水は冷蔵庫じゃ凍らんし、冷凍庫で凍らせたら氷晶を包丁で切るのはそれはそれで硬度の点でやっかいだ。いや、あの砂糖含量を考えると相当長い間冷凍しないと凍らないかもしれん。凝固点降下的な意味で。でも適当にググった限りでは、アイスボックスレシピに使われる卵は卵黄のみが一般的なようだ。だが、正直なところレシピは千差万別だし、ククパなどではアイスボックスでも卵ジャブジャブ使っているレシピもあったりする。冷やして固まって切れれば支障はないので、そのあたりは好みの問題であろう。
で、クッキーにおける卵の添加目的がよくわからなかったので入れなかった。というか、ククパで一番最初に見た「簡単!」系の薄力、油脂、砂糖だけのレシピをベースにしている、という事情もある。ベースにしたレシピが型抜き製法のものだったために焼成時の立体構造崩壊現象が発生したのかとも考えたが、再度ググった限りでは、上記の粉体、油脂、砂糖の配合組成と類似のアイスボックスレシピも散見された。よって崩壊現象の主因は配合比ではないのではないかと考えている。怪しいのは冷蔵じゃなくて冷凍したことだが、冷凍で焼成時崩壊現象が起こるメカニズムが理解できない。

が、まぁいい。形なんてどうでも良い。
自分による自分のためのクッキーである。一枚板化したクッキーをバキバキ割ってお好きなサイズに成形して食べるセルフサイジングクッキーということにした。

味は悪くなかった。ちょっと焼き過ぎた感はあったが、逆にその軽度な焼き過ぎ感が黒糖のもともとの風味とマッチし、珈琲やチョコレートのような大人な苦みを演出していた。ゴマによる舌触りとコクも見逃せない。
この味であれば、分厚めでもっさりした歯応えのアイスボックスより、この崩壊して平べったくなってしまったパリパリ歯応えが合っていると思う。
総じて考えると、人にはとても食わせられないが、自己消費分としては中々旨くできたのではないかと自画自賛しておく。
…つーか、来週は鯖サンド食べたい。

油脂としてマーガリンを使ったのは、単純にバターは家にはおいていないからである。正直、トランス脂肪酸が体に悪いというのは個人的に信じていない。
心疾患イベントとの相関性はあるようだが、トランス脂肪酸が実際にリスク要因となってくるのは「フライドポテトは野菜です」なピザでも食ってろ系北米人ぐらいじゃないのかと思っている。wiki先生によると、WHOのトランス脂肪酸の推奨摂取制限量は摂取全カロリーの1%未満だという。自分の年齢や日常運動量だと、必要カロリーはだいたい1700kcal前後だから17kcal。これもwiki先生情報によるとマーガリン中のトランス脂肪酸量は7%で、マーガリンのカロリーは717kcal/100g。よってトランス脂肪酸を17kcal摂取するためには、マーガリン33g。約30gといえば丁度上記のクッキー試作1号と同程度の量だが、あんなもの毎日食べないし、基本的に間食は飴ちゃんぐらいしか食わないので自分的食生活ではトランス脂肪酸など問題にはならんのだ。
ま、毎朝トーストにマーガリンたっぷり塗って食べたり、ショートニングたっぷりのクッキーを日常的にぼりぼり食う人は気にする必要はあるのかもしれんが。
つーか、マーガリンは生まれた時から食ってたわけで。また、2月に基準値引き下げられるまでは国際的にぶっちぎりでゆるゆるに高い上限値が設定されてたベクレった食物を我々は1年間食ってたわけで。
「マーガリン食べすぎると体に悪い」とか言われても鼻で笑うレベルの話にしか思えん。

ステッパー40分(3000ステップ)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索