うたかたの夢にも似て
うたかたの夢にも似て
うたかたの夢にも似て
空は白むほど晴れている。
強い日差しが肌を焼くが、自転車を走らせ木陰に入るとひやりと心地いい。
契約者の居ないさびれた駐車場と、歩道。その間を埋める崩れかけたアスファルトの隙間から生えたタンポポが素敵に綺麗に丸い綿毛となっていた。
時がゆるりと流れる日曜の昼下がり、白くふわふわとしたタンポポが時折風にかすかにゆれる。
触れてみたい、と。
ふと、思った。
白くやわらかく完全な真球だ。あの柔毛の中心には、なんというか、こう、夢だとか、ある種の淡い幸福の形だとか、そんなようなものがふんわりと包まれているような気が…と、初夏の日差しに当てられて、似合いもつかないリリカルな世迷いごとが頭を過る。
自転車のハンドルをわずかに切って速度を落とし、タンポポの綿毛に近寄って。

おもっくそ、蹴っ飛ばした。

パッと景気よく綿毛は散った。
うんうん、夢とか幸福はいつも儚くあっけないものなのである。
真球の微睡から叩き起こされて空に放り出された綿毛が、風に乗って飛んでいく。遠くまで飛んで蔓延るがいい。



画像1は本日の朝ごはん。
…どうしてこうなった?
解せぬ。

敗因予想その1:具の液体調味料が多すぎて蒸してる最中に皮に沁みた。
敗因予想その2:皮が薄すぎた。
敗因予想その3:皮をろくに二次発酵させてないので、ふかふか皮ではなくべったりした層であったため、具からの汁を皮が吸いきれなかった。

外観も悪いが、味も…食えないほどじゃないが、後述の致命的な失敗で貝柱顆粒スープの味に席巻されてしまっていた。あと、ちょっとしょっぱ辛い。醤油の量? それとも貝柱顆粒スープ事故のせい?
わからん。

とりあえずレシピ。
<肉まん>
●皮
薄力粉 90g
強力粉 90g
ドライイースト 小さじ1弱8(小さじ1のはずだったのに、切れてしまった。たぶん小さじ3/5~4/5ぐらいしかなかったかも)
砂糖 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
ぬるま湯 95g+α
サラダオイル 小さじ1
●具
豚コマ 170g(適当に微塵切り)
むきえび 10匹ぐらい(荒くぶつ切り)
干し椎茸 小2枚(戻しておく)
長ネギ 1本(90g)(適当に微塵切り)
生姜 1カケ(適当に微塵切り)
塩胡椒 2振りぐらい
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
ゴマ油 大さじ1
砂糖 小さじ1
オイスターソース 小さじ1
貝柱顆粒スープ 小さじ1のはずだったのに…投入量不明。事故によりいっぱい。

皮は油以外を混ぜて捏ねて、最後に油混ぜて捏ねて35℃・30分醗酵。
醗酵中に具を作成。混ぜるだけなんだが、肉を微塵切りにして捏ねた後に調味料を計量投入したのが失敗の元だった。肉を捏ねた左手は、当然脂でぬとぬとのギトギトだった。一応洗ってから調味料計量を開始したが、手の脂は完全に拭われていなかった。
で、肉だの葱だのが入ったボールの上で各種調味料を順次計量して投入していったのだが、貝柱顆粒スープを計量しようとして…容器をつかんでいた左手がツルッと滑って…中身がボールにドバァ
なるべく掻き出せる分は掻きだしたが、既に肉汁等で湿ってしまった分とかはめんどくさくなってそのままにした。分量は不明ながら、とりあえず当初の予定量を大幅に超過した分量が投入されてしまったことは間違いない。
そもそも貝柱スープなど入れる必要はなかったのだが、中華粥用に買ったブツが全然減らないので、ついでだし入れてみた。オイスターソースも同じパターンで投入した。
捏ね上げた具は、全体的に緩かった。貝柱スープは顆粒なので、このゆるさとは関係ない。酒とごま油は大さじ1/2ぐらいで良かったような気がしないでもない。
具はとりあえずできたので、皮を作る。
発酵終了した皮用生地を8等分し、ベンチタイムすっとばして掌ぐらいのサイズに麺棒で伸ばして成形し、具を載せて皮を閉じる。
ここで、閉じた後に十分二次発酵タイムを取ればよかったんだが、もう8時で腹も空いてきたので、すぐに蒸しちゃった。
蒸気が出てから15分蒸したのが画像1.
とりあえず皮が硬い。全然ふっくらしてない。そして中の汁(特に、沁み方からしてたぶんゴマ油だと思う)が皮に沁みすぎている。
改善するとしたら、とりあえず次回作ることがあれば、次は小麦粉は薄力粉100%でやってみる。下手にもっちり感を追及しようとしたのが間違いだった。初心者はふっくらふかふかを目指すべき。
そして具の調味料(とくにごま油)は控えめにし、あとは何はなくとも二次発酵。
これでかつる、はず。
と、おもう。

画像2はアマリリス完全開花。
画像3は錯綜する苺ランナー



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