飲食店経営の難しさ

隣町に、好きな飯屋があった。
ちょっと小洒落たイタ飯屋で、まぁ小洒落ているとかはどうでもいいのだが、旨かった。フォッカチャも旨かったし、パスタも旨かったし、肉料理も魚料理も旨かった。鶉のポルト酒煮とかはソースを皿まで舐めたいほどいい味だった。
だがランチで1500～4000円的値段構成の店なので、財政的に普段使いはできなかった。ディナーとなると更に敷居が高い。
「ちょっと旨いものが食べたいな」というときに行きたくなる店ではあった。
しかし、ここのところずっと、諸事情で中々行く機会がなかった。

先日、久しぶりに行ったら、別の店になっていた。

結構ショックだった。
店名でググってみたら、どうも2年ほど前に閉店していたらしい。
2年以上もご無沙汰だった事実に愕然した。
また、閉店の直前にクーポンで大量に客が訪れ、客を捌ききれない状況になっていたとの記載も出てきた。
どうも、閉店したのは2010年の秋らしい。
そしてグールポンのお節騒動発覚が2011年1月、その後クーポン商法の暗部が表ざたになり始めた。
クーポン業者の営業の安易な見積もりで赤字覚悟のサービス品に想定外の客数が押し寄せて利益減少と混雑による固定客減少等が問題になったのも、お節騒動以降だ。
閉店理由の真相は経営者でもないのでわからないが、ひょっとしてクーポンが閉店を早めたのだとしたら……ムカつくなんてもんじゃねーぞクソッ


ステッパー29分
pthcセット10×3