煮魚アレルギー

2012年10月19日 日常
食材に対するアレルギーというのはよくある話である。蕎麦とか卵とか甲殻類とか。
それらのアレルギーは食材中のアレルゲンに対する反応なので、その食材の調理方法で症状が出てり出なかったり、というのはあまり聞かない。
「茹で卵を食べると発疹が出るが、目玉焼きならOK」とかは聞いたことが無い(私が寡聞にして知らないだけで、世にはあるのかもしれんが)。

よって、これはアレルギーではなく、単なる嗜好、好き嫌いの話なのかもしれない。
ただ、鯖の味噌煮がいつだって私を激しく困惑させる食物であることには変わりない。
〆サバは好きだ。鯖寿司も、酢鯖も、大好きだ。
焼き鯖も、まぁ好きだ。皮がパリパリのフランスパンに、塩鯖を焼いたのと玉ねぎと一緒に挟んで塩とレモン汁を振り掛けて食べる鯖サンドは好物の一つである。
煮魚は鯖に限らずあまり好きではないのだが、鯖の水煮缶については引っ張りうどんの出汁兼具として大活躍する。

 しかし、味噌煮。てめぇはねーわ。

もう、ホント、駄目。
昔から駄目だった。不味いというわけではない。味については、〆サバや焼き鯖や水煮の方が好ましいが、味噌煮もめちゃくちゃまずいという訳ではない。
だが、食べた後に必ず胸焼けがする。激しくする。
鯖の味噌煮特有の胃部不快感が発生する。
この鯖の味噌煮に起因する特定胸焼け症状は、煙草しこたま吸って珈琲ガンガン飲みなくってウィスキーストレートでカポカポ飲んで胃潰瘍やらかした時と同レベルの激しさである。

で、今日の晩飯が、鯖の味噌煮だった。

「今日の鯖の味噌煮は美味しいよ」
珍しく自信満々にオカンがブツを皿に載せた。
失敗した。
本日は残業2時間ほどで帰宅したのだが、後1時間残業しておけば、オカンと遭遇せずに夕飯を取る(鯖の味噌煮はスルーする)ことができたのだが。
鯖の味噌煮は苦手だと、何度か訴えてたいたのだが、忘れ去られたらしい。
手を付けずに残しても良かったのだが、まぁ、皿によそわれてしまったし、出されてしまったものにアレコレ言うのも如何なものかと思われたので、我慢して食べた。
失敗だった。
案の定、激しい胸焼けに苦しんで、食後2時間耐えた。
無駄な時間だった。
耐え切れずにさっき吐いてきた。
2時間我慢してしまったせいで、7割方、消化済みであった。
吐けるものは全部吐いて、多少胸焼けは軽減したが、それでもやっぱり胸部不快感がじんわりと胃の上部のあたりに蟠っている。

…鯖は焼いてくれ。

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