木枯らしぴーぷー

通気のため、雨がめったに振り込まない北側の窓をいつもほんの少しだけ開けている。

その隙間が、びょうと鳴った。

強風というほどでもないが、旗めくほどの勢いの風が吹いている。
たぶんこれが今年一番の木枯らしという奴だろう。
色づきが深まりつつある木の葉が、色を更に深めてもう少ししたら散り始める。
そんな季節である。

ミスマープルものの短編の一つに、11月1日がネタの話があったような気がする。うろ覚えだから正確には違う日かもしれないが、11月か12月あたりの出来事がネタの話だったかと記憶している。
確かマープル叔母さんのまだ若い甥っ子が語り手の金塊強奪事件とかそんな話。
目撃証言が嘘だった、というネタなのだが、それを見破ったマープル叔母さんが甥っ子に向かって言った台詞が確か、
「お前もいつか自分の家を持って、自分の庭を持てば、その男の話は出鱈目だと分かるでしょう。聖〇〇の日（なんかキリスト教系の聖人の日っぽい名前の日）に仕事をする庭師がいるかどうかなんてね」
とかなんとか。
今ぐぐったら、11月1日はカトリックでいう諸聖人の日という奴らしい。
激しくうろ覚えだのだが、諸聖人の日なんて名前じゃなかったような気もするので、11月1日ではなかったのかもしれないが、まぁ、11月とか12月の寒い時期で、車の轍が凍てつくような時分の話であった。
それを読んだ時は単純に、
「『盆を過ぎたら泳ぐな』、みたいに、この聖〇〇の日には庭仕事しちゃいかんという民間習俗でもヨーロッパにはあるんだろうか」
とでも思っていたが、単純に、こんな車の轍が凍るような季節にする庭仕事なんかねーよっ、という庭好きイギリス人的な発想の台詞だったかもしれない。
温帯日本でも、11月になったらほとんど園芸的にはすることは無い。
秋撒きの種もだいたい10月までだ。
暖かい地方なら、まだこのくらいの季節なら、チューリップとかの春用の球根を植えることは可能だが、日本よりはるかに緯度の高いイギリスあたりじゃ気候的に厳しいだろう。
1~2月の本当の厳寒期なら逆にやることはある。休眠期の植物の根を痛めないように植え替えたりするのは厳寒期が適期だ。寒肥も春前のそのあたりの時期だし、石灰硫黄合剤で消毒するのも冬の仕事である（消毒しなきゃ持たないか弱いバラとかは好みじゃないので、私は石灰硫黄合剤に手を出したことは無いが）。

話は変わるが、11月末に逆転裁判とﾚｲﾄﾝ先生のコラボの奴が出るというので、ちょっと気が早いような気がしたが忘れないうちに昨日尼で予約ポチした。
ついでに3ＤＳもポチった。ソフトは当然発売日にならないとこないが、3ＤＳはもう来てしまった。
うっかりソフトと3ＤＳを同時にポチってしまったが、3ＤＳだけ一足早く今日届いてしまった。1ヶ月早く3ＤＳを手に入れてもやることがない。ま、いいか。1ヶ月寝かせておく。
一緒にＭＰ3プレイヤーもポチって、3ＤＳと一緒に今日届いてしまった
でもトレしてビール飲んだら建設的な仕事は何一つしたくない気分になってしまったので、3ＤＳとＭＰ3プレイヤーが入った段ボールは明日開梱する予定。

ステッパー50分
pthcセット18×3