鶏とケーキ

鶏の丸焼きどころの話じゃなかった。腿肉も持て余した。
24日の晩と25日の朝に２連続でケーキ（ちっちゃいホールの1/8ピースずつ）を食って胸焼けした。
何を食っても美味かった時代は永遠に終わってしまったのだなぁと、過ぎ去った日々を憧憬の眼差しで眺めやる。
いやはや、年は取りたくないものである。飯が旨くないなど、もう私の人生終わったも同然である。何の楽しみもない。あとは早く死期を待つばかりである。

で、ま、そんな胃弱兼逆流性上気道炎ちっくなメランコリーはさておき。
鶏１羽丸ごとはともかく、鶏モモか手羽元ぐらいを漬け込み→オーブン焼きで焼いてみたいなぁと。
今回のはオカンが生協だかスーパーだかで買ってきた味付きロースト済みの鶏モモだったのだが、焼肉のたれ風のクドイ甘さが鼻に着いた。もっと甘さは控えめにするか、もしくは甘い路線で行くなら柑橘系の酸味路線で行くか。
プラン１は醤油ベースでナンプラー、オイスターソース系の豆醤+魚醤+牡蠣醤トリオな路線、もう１案はレシピ板のローストチキンスレのレモン・オレンジ柑橘系漬け込み路線を攻めたい。鶏１羽だと２正面作戦は厳しいが、手羽元あたりなら半数ずつで２パターンの漬け込み→焼きも可能ではないかと踏んでいる。
あと、憧れのスタッフィングだが、よく考えたら鶏の腹に詰めなくても、下に敷けば焼いた肉汁が落ちていい塩梅になるのではないかと考えている。
耐熱皿に堅めに炊いたピラフなどを敷いて、その上に漬け込み鶏モモか手羽元を並べてオーブンで焼き焼き、という方針である。
冬休みはどうせ暇なので、どこかでやろうと考えている。

ケーキといえば、例年ケーキは貰い物で済ませていたのだが、今年からは貰えなくなったので今年は久しぶりに買ったわけなのだが。
「年寄ばっかりだしホール買っても持て余しちゃうし、ショートケーキ人数分でいいよねー」
などと世間知らずなことをオカンと二人でのたまわっていたのだが。
24日にケーキ屋に行ったら。

　ホールしかねぇ

この時期にケーキ屋に行くのはすんんんんごくっ久しぶりっ、なので、そんな世間様では当たり前かもしれない常識を初めて知ったのである。
めんどくせぇ。
クリスマスにはホールケーキしかくっちゃいけねえのかよっ
あれか？　田舎のケーキ屋だからクリスマスケーキ特需で手一杯で通常販売のショートケーキなんぞには手が回らねえってか？
まぁ、それならしょうがないけどさぁ……
クリスマスだろうがなんだろうが、モンブランとかミルフィーユとかレアチーズケーキだとかオペラだとか季節のフルーツを載せたタルトだとかのショート系を好きに食べたいっていう個人の需要がファミリー向けホールケーキに圧殺されていくさまは非常に悲しいものである。

ま、ちっちゃいケーキが食べたきゃ、コンビニで買えばよかったんですけどね。


ステッパー：45分