アラスカでオーロラ(18)
2013年2月17日 日常
アイスミュージアムに入るのに15$。中で氷のグラスでアップルマティーニを呑むことができるが、そのアップルマティーニ代で15$。
画像1は日本人スタッフ(彫刻の説明も安心の日本語)がアップルマティーニを作製しているところ。昼間の写真はオートモードで撮っているが、明るくないのでシャッタースピードが遅くて腕が動きに追いつかずにぶれている。
マティーニというとジンとベルモットをシェーカーでシャカシャカして逆三角のちっちぇえグラスに注ぐ酒、というイメージがある。ベルモットの配合量が少なければ少ないほどドライになる。
その極北といえる究極のドライマティーニを愛好したのがチャーチルで、彼はベルモットの瓶を眺めながらジンを飲み、チャーチル式ドライマティーニと称して楽しんでいた…というような小ネタをどこかで読んだような記憶がある。ベルモットの瓶を眺めながらジンを飲んでドライマティーニと言い張るなら、素直にジンをストレートで飲んではいかんのかという気になるが、そこはイギリス的スノビズムという奴だろうか。或いは鰻屋の煙で白飯を食ってうな丼を食ったような気になる、という落語的境地か。
話が跳んだがアップルマティーニ、アップルティーニである。
レシピをぐぐるとベースがウォッカなのは共通だが、アップルジュースを使うレシピやリンゴ系のリキュールを使うものとか色々ある。製法は一応シェイクしてつくるようだが。
夏でも氷が溶けないようしっかり保冷された氷点下のアイスミュージアムである。リンゴジュースとかだと置いておくうちに下手したら凍っちゃうのでジュースではなくリキュールである。また寒いのでいちいち秤量してシェイカーなんぞ振っていられない。
よって、画像のように大胆に氷のグラスに目分量でリンゴリキュールとウォッカをジャブッと混ぜてハイ完成である。
飲むのは苦労した。氷のグラスに口を付けて飲んでると、口付けた場所が溶けてきちゃうし。
なお、飲んだ後の氷のグラスは持ち帰れることができる。
早速部屋に持ち帰ってビールを注いで飲むことにした。
だが2杯目あたりでヤバい気配がしてきたので、私は2杯目で止めておいた。
同行者は3杯目にチャレンジしていたが、もともとのグラスに気泡でも入っていたのか3杯目のビールを注いだ時点で亀裂が入り、グラスが壊れてビールが卓上流失大惨事と相成った。
また、すっかり忘れていたが、今回のツアーに参加しようと決意した当初の理由は「-40℃の世界では、バナナで釘が打てます、な世界を体感したい」というクソくだらないものであった。
釘を忘れたのでくぎ打ちは無理だが、天然冷凍バナナぐらいは作れるだろうと、前日2/9の昼に宿泊棟横の雪の中にバナナを一本ぶっさしておいた。
その約24時間後の2/10の昼過ぎ。アイスミュージアムから戻ってきた際に回収し、氷のグラスの上に置いてみたのが画像2。
左の健全な色のバナナが常温保存バナナ、右のどす黒く変色したものが天然冷凍バナナである。
色が、すごく……ヤバげです。
滞在中の夜間温度は-40℃のレベルまで行って無かったが、固さは申し分なし。釘があればおそらく打てたと思う。
剥いてみたのが画像3.凍結による組織破断でバナナはくんにゃりしてました。
「天然冷凍バナナプロジェクト」
画像1は日本人スタッフ(彫刻の説明も安心の日本語)がアップルマティーニを作製しているところ。昼間の写真はオートモードで撮っているが、明るくないのでシャッタースピードが遅くて腕が動きに追いつかずにぶれている。
マティーニというとジンとベルモットをシェーカーでシャカシャカして逆三角のちっちぇえグラスに注ぐ酒、というイメージがある。ベルモットの配合量が少なければ少ないほどドライになる。
その極北といえる究極のドライマティーニを愛好したのがチャーチルで、彼はベルモットの瓶を眺めながらジンを飲み、チャーチル式ドライマティーニと称して楽しんでいた…というような小ネタをどこかで読んだような記憶がある。ベルモットの瓶を眺めながらジンを飲んでドライマティーニと言い張るなら、素直にジンをストレートで飲んではいかんのかという気になるが、そこはイギリス的スノビズムという奴だろうか。或いは鰻屋の煙で白飯を食ってうな丼を食ったような気になる、という落語的境地か。
話が跳んだがアップルマティーニ、アップルティーニである。
レシピをぐぐるとベースがウォッカなのは共通だが、アップルジュースを使うレシピやリンゴ系のリキュールを使うものとか色々ある。製法は一応シェイクしてつくるようだが。
夏でも氷が溶けないようしっかり保冷された氷点下のアイスミュージアムである。リンゴジュースとかだと置いておくうちに下手したら凍っちゃうのでジュースではなくリキュールである。また寒いのでいちいち秤量してシェイカーなんぞ振っていられない。
よって、画像のように大胆に氷のグラスに目分量でリンゴリキュールとウォッカをジャブッと混ぜてハイ完成である。
飲むのは苦労した。氷のグラスに口を付けて飲んでると、口付けた場所が溶けてきちゃうし。
なお、飲んだ後の氷のグラスは持ち帰れることができる。
早速部屋に持ち帰ってビールを注いで飲むことにした。
だが2杯目あたりでヤバい気配がしてきたので、私は2杯目で止めておいた。
同行者は3杯目にチャレンジしていたが、もともとのグラスに気泡でも入っていたのか3杯目のビールを注いだ時点で亀裂が入り、グラスが壊れてビールが卓上流失大惨事と相成った。
また、すっかり忘れていたが、今回のツアーに参加しようと決意した当初の理由は「-40℃の世界では、バナナで釘が打てます、な世界を体感したい」というクソくだらないものであった。
釘を忘れたのでくぎ打ちは無理だが、天然冷凍バナナぐらいは作れるだろうと、前日2/9の昼に宿泊棟横の雪の中にバナナを一本ぶっさしておいた。
その約24時間後の2/10の昼過ぎ。アイスミュージアムから戻ってきた際に回収し、氷のグラスの上に置いてみたのが画像2。
左の健全な色のバナナが常温保存バナナ、右のどす黒く変色したものが天然冷凍バナナである。
色が、すごく……ヤバげです。
滞在中の夜間温度は-40℃のレベルまで行って無かったが、固さは申し分なし。釘があればおそらく打てたと思う。
剥いてみたのが画像3.凍結による組織破断でバナナはくんにゃりしてました。
「天然冷凍バナナプロジェクト」
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