アラスカでオーロラ(19)
アラスカでオーロラ(19)
アラスカでオーロラ(19)
3日目、2/10日の夕食が画像1。この日はカニだった。
ポン酢が添えられていたが、カニに塩っ気があるのでポン酢を付けると若干塩気過多の感がある。
卓上に、ドレッシングなどを入れるような透明プラの容器が置いてあった。
中は黄色澄明の液体で満たされている。

ひょっとしてこれがカニ酢か?

小皿に取ってカニ身を付けて食べてみる。

……油だった。

最初はオリーブオイルかと思ったが、同行者によると「風味的にはバター」とのこと。でもバターなら固まらんか? その液体はほんのり温められてはいたが、マジもんのバターなら少なくとも外気に接する容器外周から徐々に固化が始まってもおかしくない気温である。
で、今ぐぐってみたのだが、バターを一旦溶かして水分やタンパクを除き、純粋な脂肪成分だけにしたものをバターオイルと称して料理業界で使用するらしい。それだけならもともとのバターに含まれている飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の混合物なので冷えれば固まってしまうはずだが、そのバターオイルを更に低融点バターと高融点バターに分離し、低融点バターを液体バターとして使用することもあるらしい。
もしくは単にこんな↓感じのバター風味オイルだったのかもしれない。
http://www.j-oil.com/product/gyoumu/g_savorup.html

それはさておき、蟹とバター。最初は以外な感があったが、食べてみるとこれはこれで悪くない。カニと塩っ気をオイルが包んでマイルドな口当たりに。
ズワイガニの細い蟹脚でやろうとは思わんが、こんなぶっといカニ身をちょいっとバターオイルに浸してパクッと行くのは、目先がわかって中々よろしかった。


さてオーロラである。
前日に雪上車山頂ツアーでかなり派手なオーロラが見れた。
詳しくは知らないが、同じツアーのおっちゃんらの話によると、太陽フレアの爆発や27日周期の太陽の自転を考慮すればオーロラ観測の確率が高い日というのは予測できるらしい。で、2月は2/9と2/10の2日間がオーロラの活性化が期待できる日とのこと。
昨夜良い感じだったので、今日もアレと同じか、もしくはアレ以上のが見れちゃったりするのか?
とwktkで夕飯後9:30にはアクティビティセンターに行って待機を開始した。
オーロラ出現の確率が高いのは23~26時の間であるという。21時代はさすがに早すぎたのか、最初のうちは緑光の欠片も観測できなかったが、晴れていたので星が凄まじく綺麗だった。
せっかくなので、インターバル合成機能を使ってみることにした。
コンデジでリコーのGRを選んだ理由は夜空撮影に定評があったこともあるが、もう一つはこのインターバル合成機能である。自動で定点撮影した画像を合成してくれるので、北極星を入れて撮ると、北極星を中心に星がぐるっと円を描く写真が撮れる。

画像2:インターバル合成写真。ISO400、15秒、3分間隔で10回、30分自動撮影させた。露光をもうちょっと長くすればもっとハッキリした線になったのかなぁ。でも念願のグルグル写真が撮れたので満足。

21:30~22:00までインターバル合成で遊び、その後はアクティビティーセンターで本を読みつつ15~30分に一度外に出てオーロラ出現を待つ待機モードに入った。
22:30頃から、ごくうっすらとではあるが北の山の端にぼんやりとした緑光が表れ始めたので、ktkr!とテンションageageで三脚の前に陣取ったのだが………


画像3:23時以降、ずっとこんな感じorz

21時頃はもう夜の底が抜けて落ちてくるんじゃないかというほど満天の星空だったのだが、西の方から黒炭のような分厚い雲が流れてきて23時頃には完全に空を覆ってしまった。
最初曇っていたが後半晴れて大勝利だった前夜を丁度裏返すような展開である。
山の天気は変わりやすいというが、これは……
だが、よくもわるくも山の天気は変わりやすいのである。昨日は25時後半~26時に掛けてオーロラが活発化した。今日もそこまで待てばあるいは晴れてくるかも……
と儚い期待を抱いて26:30頃まで待機していたが、終始画像3の曇天状態は変わらなかった。

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