夕飯前にデパチカをうろつくと、腹が減ってかなわない。
以前と店舗のレイアウトが多少変わっていて少々迷ったが、無事チーズコーナーへ到着した。
あったお！
小さな籠にコロコロッと数個盛られていた。というか予想していたのより小さい（画像１）。
まぁ、60ｇなんだしこんなもんか。
これで1260円である。ネット通販だと1000円前後だが、送料コミならデパチカの方が安い。
しかし、前回買ったクラックビトゥーが１個で3600円は高いなぁと思っていたが、重量的にはクロタン４つ分ぐらいはあったはずなので、あれはあれで妥当な価格だったのかもしれない。でもシェーブルというだけなら成城石井でも買える。成城石井で買えるシェーブルがどんなものかは一度食ってみなければなるい。
まぁ、それはさておく。
早速家に帰って切って見る（画像２）。
前回のクラックと違って中まで真っ白。ほっくり感と酸味はクラックに及ばないが、マイルドな酸味とネットリ感に止められない止まらない状態。翌朝にバゲットの上にスライスして焼いて食べようとバゲットも買ってきたのだが、危うく夜のうちに無くなるところだった。涙を呑んで少しだけ残して寝た。
なお、クラックは熟成が進み過ぎててカチカチで透明感があって私的には美味しくないセック熟成が進んだ外皮寄りの部分が多すぎるので、「美味しい可食部」のグラム当たり単価でいえばクロタンの方がｺｽﾊﾟ高いように思う。
思えばシェーブルは余りいろんな種類は食べたことがない。もう先端を切り落としたピラミッド型のやつ（今調べてたらヴァランセだった）は、熟成がダメだったのか独特の香りを通り過ぎて目が痛いレベルのアンモニア臭だった。未だかつて食した中で、食べるのが苦行だった唯一のチーズである。
他にも俵型のアフィネ熟成（名前忘れた）を食ったが、トロッとしたところにうま味よりも山羊のエグさが凝集されているようで二度食べようと思わないレベルだった。
シェーブルはどうも若いものの方が好きみたいだ。
翌朝、予定通りバゲットに載せて焼いてみた（画像３）
うーん、「焼くと山羊臭がマイルドになる」とネットには書いてあったが、そんなことは無かった。焼くことによって山羊臭を呈するエステル類が立ち上がってきて一口目は返って山羊臭が増しているような感じ。だが二口目以降は気にならないし、もともと山羊臭は嫌いではないので問題はない。羊肉でもマトンの方が好きだったりする。臭みというより、風味だよ。
あと、シェーブルは焼くと食感がふわっふわになる。ねっとり感が好きなので冷たい方に私は軍配を上げるが、あのふわふわ感は悪くないと思う。
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