善き夢は秘し、悪しき夢は公けにするのが良い、という迷信がある。
迷信だとは分かっているが、悪夢を抱えていてもしそれが現実になってしまったら大層夢見が悪いので、ここにぶちまけておく。
序盤はあまり覚えていない。
出奔し行方不明となっていた友人の父親の居所が分かって、そのヤサに凸する友人に付き添ったりしていた
なお、この友人については現実には存在しない。女性であったことはおぼろげに覚えているのだが、どうも顔は霞みがかってはっきりしない。まぁ、夢である。
その友人の父親の住んでいるというマンションが、歓楽街の小路沿いの中にあり、日暮れ後に酔客が道を行きかう中、赤ちょうちんの看板の陰から張り込みなどをしたように記憶している。
この飲み屋街の小路の雰囲気は、京都の先斗町とか香港や台湾あたりの賑やかしい路地とかを足したり割ったりしたような雰囲気であった。
まぁ、そのあたりのエピソードは夢でありがちな荒唐無稽で所々飛躍し整合性を欠くものであった。
その後、その件について片が付き(どう片が付いたのかは夢らしくはっきりしないのだが)、関係者一同集まってまったり飯などを食っていたところ、BGM代わりに垂れ流されていたTVから海難ニュースが流れてきた。
フェリーだか船だかが転覆だか沈没だかし、多数の死者が出たとのこと。
その船名は何を意味するのかさっぱりわからないが、「1→福6」であった。そんな妙に細かいことを覚えている。
日本海側を運行する船(おそらくフェリー)で、その船に父親が乗っていた。
その報が齎した混乱と、その後のあわただしい葬儀にもみくちゃにされている最中の愕然、虚脱、喪失感、胸苦しさにたまらない気持ちになった。
おかしいというか不気味のは、途中なんどか半覚醒して
「ああ夢だ、現実には父は生きている。こんなの夢でよかった」
と安堵するのだが、またすぐに夢の中に引き戻されて愁嘆場に溺れていく。
結局、スマートフォンが起床のアラームを鳴らすまで、半覚醒と悪夢の反復を繰り返した。
自分が死ぬ夢というのもあまり気持ちが良いものではないが、リアルに周囲の人間に不幸が起きる夢というのは、夢と分かっていてもたまらないものである。
よって厄払いのため、久々に日記を書いてみた。
迷信だとは分かっているが、悪夢を抱えていてもしそれが現実になってしまったら大層夢見が悪いので、ここにぶちまけておく。
序盤はあまり覚えていない。
出奔し行方不明となっていた友人の父親の居所が分かって、そのヤサに凸する友人に付き添ったりしていた
なお、この友人については現実には存在しない。女性であったことはおぼろげに覚えているのだが、どうも顔は霞みがかってはっきりしない。まぁ、夢である。
その友人の父親の住んでいるというマンションが、歓楽街の小路沿いの中にあり、日暮れ後に酔客が道を行きかう中、赤ちょうちんの看板の陰から張り込みなどをしたように記憶している。
この飲み屋街の小路の雰囲気は、京都の先斗町とか香港や台湾あたりの賑やかしい路地とかを足したり割ったりしたような雰囲気であった。
まぁ、そのあたりのエピソードは夢でありがちな荒唐無稽で所々飛躍し整合性を欠くものであった。
その後、その件について片が付き(どう片が付いたのかは夢らしくはっきりしないのだが)、関係者一同集まってまったり飯などを食っていたところ、BGM代わりに垂れ流されていたTVから海難ニュースが流れてきた。
フェリーだか船だかが転覆だか沈没だかし、多数の死者が出たとのこと。
その船名は何を意味するのかさっぱりわからないが、「1→福6」であった。そんな妙に細かいことを覚えている。
日本海側を運行する船(おそらくフェリー)で、その船に父親が乗っていた。
その報が齎した混乱と、その後のあわただしい葬儀にもみくちゃにされている最中の愕然、虚脱、喪失感、胸苦しさにたまらない気持ちになった。
おかしいというか不気味のは、途中なんどか半覚醒して
「ああ夢だ、現実には父は生きている。こんなの夢でよかった」
と安堵するのだが、またすぐに夢の中に引き戻されて愁嘆場に溺れていく。
結局、スマートフォンが起床のアラームを鳴らすまで、半覚醒と悪夢の反復を繰り返した。
自分が死ぬ夢というのもあまり気持ちが良いものではないが、リアルに周囲の人間に不幸が起きる夢というのは、夢と分かっていてもたまらないものである。
よって厄払いのため、久々に日記を書いてみた。
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