Boss makes me be ’ISHIKI-TAKAI-KEI’
2016年2月7日 日常同僚上司が読めば確実に身バレするが、もういい。
今年になってから、朝の朝礼が英語になった。
伝達事項も英語であり、各人が申告する本日の業務予定内容も英語である。
伝達事項がふんわりとしか(時には殆ど)わからない。
TOEIC400点にはキツイ。
淘汰圧を高めて意識も英語力も低い輩をふるい落とそうという素敵な意図が嬉しいね。勤労意欲が萎えていく。
数年前はそれでも努力した。数年かけてアルクやその他の英語講座を何本も受講し、通勤時はhearing、始業時間2時間前に出勤して会社の食堂でテキストをやっつけ、私的には結構頑張った。
結果、無である。意味は無かった。
readingとwritingについては、通信教育よりも業務都合で無理矢理中国人とメールのやり取りをしなければならなくなって、それなりに何とかなった。今でも単語は覚えられないからweb辞書は必須だが、知識で行間を補完できる業務関連の内容のメールであればそこそこ読めるようにはなったし、書けるようにはなった。
ぶっちゃけNativeの英語メールより中国人の英語メールの方が分かりやすい。
で、まぁ、そんなことはよくって。
読み書きはともかく、聴き話しは何年かけても壊滅で、もうこれは努力の範疇でどうにかなることではないと結論付けた。
同期は英会話教室に通ったものもいたが、「大枚はたいても実用レベルで話せるようになったか」と聞いたら、ほとんどの彼らは曖昧なジャパニーズスマイルを浮かべた。そもそも日本語でだって見知らぬ輩と話すのは苦痛以外の何物でもないのに、よく知りもしない英会話教師と英語でトークなど怖気を振るうおぞましき苦行である。
もう残り少ない貴重な人生の時間を、何故自らの手で煉獄に投げ入れねばならんのか。
無理無理、無理のムリムリ
で、そこまでが前段階である。
先週の週の中ごろの話であった。
その日は部長が珍しくオフィスに来ていた。
うちの部は変則的で同じ一つの部署だが所在が2つのサイトに分かれている。同じ部なのに事業所A勤務の人間と事業所B勤務の人間がいる。で、部長は私が勤務する事業所に常駐はしておらず、会議等の折にやってくるのである。
で、先日ふらりと我々のオフィスを訪れた部長は、日中は会議等でほとんどフロアに姿を見せることは無かったが、会議が終わったのか夕方の終業時間20分前になって我々のデスク周りにやってきた。
やってきた部長は、うちのチームのしょこたん似でお酒大好きの若手女子社員に、「今日の飲み会、Michael(さすがに仮名。まぁ一発でガイジンだな、と分かる名前)くるぞ」とニヤッと笑って去って行った。
どうも部長としょこたんはその夜飲む約束をしていたらしい。もちろん私はそんな話はその時が初耳である。
英語Talkの飲み会にビビったしょこたんは、私含め周りの同僚先輩に「一緒に行きましょーよ」と誘いをかけた。
だが、同僚先輩はいずれも既婚者で、その上一人は子供も小さいため、忘新年会や歓送迎会等といった半業務的な飲み会であっても相当前から家庭内申請し嫁稟議の決裁を受けねば無理な人なので、急に誘われてもはなっから無理ゲーなのである。もう一人も時間帯的に既におうちに嫁飯がある。
私はといえば、まぁ、暇も約束も無い身なので行っていけないことはないが、英語能力のpoorさに躊躇したのと、何より部長と約束していたのがしょこたんだけだったので、敷居が高くて「いやー、ごめん、パス」と断った。
部長がやってきてしょこたんに声を掛けた時、しょこたんだけでなく一同を見て、「君らも来るか?」と一声あったなら、気は激しく進まないがこれも社会人の半義務だろうと己に鞭打って参加したかもしれない。
だが、部長が声を掛けたのはしょこたんだけだった。
私含め、しょこたんの同僚先輩に視線も声も掛けなかった。
もともと部長はしょこたんと飲みたくて約束していたわけで。外人という予期せぬファクターが追加されたかもしれないけど、上司に誘われてもいない飲み会にデカい顔して乱入できる度胸も社交性も当方持ち合わせていないので、参加しないのはしょうがないよね。
というわけで、その日はいつものように定時+1時間ほど残業して帰った。
そして週末。
うちのグループは部長のみならず、課長も他事業所勤務である。課長は事業所Aと事業所Bを掛け持ちで勤務していることになっているが、基本は我々の居ない方の事業所で勤務しており、週末のみこちらの事業所で勤務することになっている。
で、その課長が出勤する金曜日の朝。
課長による朝礼の訓示ももちろん英語である。
そしてその日の訓示は、訓示というより苦言であった。
私のpoor英語力でも、苦言であるらしいことぐらいはふんわりとはわかる。
曰く
・今年になってから朝礼を英語にしたのは、皆の英語能力の向上を意図したものである。
・しかし、今週、外人が参加する飲み会に部長が誘った際、このチームから参加したのはしょこたんただ一人だった。
・君たちには向上心はないのか。
的なことを、まぁ、のたまわっていた。
訂正しようにも、訂正も英語で訴えねばならない。
諦めた。
そして業務の意欲が著しく低下した。
意識高い系は個人的に苦手だけど、それは個人的な感情だし表出すべきではないと思っている。
だが、意識高い系であることを押し付けてくる輩とは、同じ空気は吸いたくない。
とりあえず今月の部内飲み会はキャンセルすることにした。
あの課長と同じ酒は飲みたくない。酒が不味くなる。
今年になってから、朝の朝礼が英語になった。
伝達事項も英語であり、各人が申告する本日の業務予定内容も英語である。
伝達事項がふんわりとしか(時には殆ど)わからない。
TOEIC400点にはキツイ。
淘汰圧を高めて意識も英語力も低い輩をふるい落とそうという素敵な意図が嬉しいね。勤労意欲が萎えていく。
数年前はそれでも努力した。数年かけてアルクやその他の英語講座を何本も受講し、通勤時はhearing、始業時間2時間前に出勤して会社の食堂でテキストをやっつけ、私的には結構頑張った。
結果、無である。意味は無かった。
readingとwritingについては、通信教育よりも業務都合で無理矢理中国人とメールのやり取りをしなければならなくなって、それなりに何とかなった。今でも単語は覚えられないからweb辞書は必須だが、知識で行間を補完できる業務関連の内容のメールであればそこそこ読めるようにはなったし、書けるようにはなった。
ぶっちゃけNativeの英語メールより中国人の英語メールの方が分かりやすい。
で、まぁ、そんなことはよくって。
読み書きはともかく、聴き話しは何年かけても壊滅で、もうこれは努力の範疇でどうにかなることではないと結論付けた。
同期は英会話教室に通ったものもいたが、「大枚はたいても実用レベルで話せるようになったか」と聞いたら、ほとんどの彼らは曖昧なジャパニーズスマイルを浮かべた。そもそも日本語でだって見知らぬ輩と話すのは苦痛以外の何物でもないのに、よく知りもしない英会話教師と英語でトークなど怖気を振るうおぞましき苦行である。
もう残り少ない貴重な人生の時間を、何故自らの手で煉獄に投げ入れねばならんのか。
無理無理、無理のムリムリ
で、そこまでが前段階である。
先週の週の中ごろの話であった。
その日は部長が珍しくオフィスに来ていた。
うちの部は変則的で同じ一つの部署だが所在が2つのサイトに分かれている。同じ部なのに事業所A勤務の人間と事業所B勤務の人間がいる。で、部長は私が勤務する事業所に常駐はしておらず、会議等の折にやってくるのである。
で、先日ふらりと我々のオフィスを訪れた部長は、日中は会議等でほとんどフロアに姿を見せることは無かったが、会議が終わったのか夕方の終業時間20分前になって我々のデスク周りにやってきた。
やってきた部長は、うちのチームのしょこたん似でお酒大好きの若手女子社員に、「今日の飲み会、Michael(さすがに仮名。まぁ一発でガイジンだな、と分かる名前)くるぞ」とニヤッと笑って去って行った。
どうも部長としょこたんはその夜飲む約束をしていたらしい。もちろん私はそんな話はその時が初耳である。
英語Talkの飲み会にビビったしょこたんは、私含め周りの同僚先輩に「一緒に行きましょーよ」と誘いをかけた。
だが、同僚先輩はいずれも既婚者で、その上一人は子供も小さいため、忘新年会や歓送迎会等といった半業務的な飲み会であっても相当前から家庭内申請し嫁稟議の決裁を受けねば無理な人なので、急に誘われてもはなっから無理ゲーなのである。もう一人も時間帯的に既におうちに嫁飯がある。
私はといえば、まぁ、暇も約束も無い身なので行っていけないことはないが、英語能力のpoorさに躊躇したのと、何より部長と約束していたのがしょこたんだけだったので、敷居が高くて「いやー、ごめん、パス」と断った。
部長がやってきてしょこたんに声を掛けた時、しょこたんだけでなく一同を見て、「君らも来るか?」と一声あったなら、気は激しく進まないがこれも社会人の半義務だろうと己に鞭打って参加したかもしれない。
だが、部長が声を掛けたのはしょこたんだけだった。
私含め、しょこたんの同僚先輩に視線も声も掛けなかった。
もともと部長はしょこたんと飲みたくて約束していたわけで。外人という予期せぬファクターが追加されたかもしれないけど、上司に誘われてもいない飲み会にデカい顔して乱入できる度胸も社交性も当方持ち合わせていないので、参加しないのはしょうがないよね。
というわけで、その日はいつものように定時+1時間ほど残業して帰った。
そして週末。
うちのグループは部長のみならず、課長も他事業所勤務である。課長は事業所Aと事業所Bを掛け持ちで勤務していることになっているが、基本は我々の居ない方の事業所で勤務しており、週末のみこちらの事業所で勤務することになっている。
で、その課長が出勤する金曜日の朝。
課長による朝礼の訓示ももちろん英語である。
そしてその日の訓示は、訓示というより苦言であった。
私のpoor英語力でも、苦言であるらしいことぐらいはふんわりとはわかる。
曰く
・今年になってから朝礼を英語にしたのは、皆の英語能力の向上を意図したものである。
・しかし、今週、外人が参加する飲み会に部長が誘った際、このチームから参加したのはしょこたんただ一人だった。
・君たちには向上心はないのか。
的なことを、まぁ、のたまわっていた。
訂正しようにも、訂正も英語で訴えねばならない。
諦めた。
そして業務の意欲が著しく低下した。
意識高い系は個人的に苦手だけど、それは個人的な感情だし表出すべきではないと思っている。
だが、意識高い系であることを押し付けてくる輩とは、同じ空気は吸いたくない。
とりあえず今月の部内飲み会はキャンセルすることにした。
あの課長と同じ酒は飲みたくない。酒が不味くなる。
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